麦草ヒュッテから高見石小屋まで行ってきました。
さて、霧雨のなか白駒池周辺を歩き回った私たちは横谷温泉郷に宿をとり 、今日は麦草峠と「にゅう」を往復する予定でした。
予定でした と書いたのには訳があります。大渋滞が発生していたのです。
前日は楽勝だった無料駐車場は8:30頃には満車になっていて、その先の駐車場へは何時着くのか見当がつかないほど車が続いています。季節柄予想していたものの、これほどとは。道理で、路肩に駐車している車が多かったわけだ。
私たちも来た道を引き返し、駐車スペースを探しましたが良いところは見つかりません。
も~ 妻ゲキおこ。ネガティブ発言連発。帰る!とか言い始めた9時頃に、ようやくスペースは見つかりましたが、そこは麦草ゲートの目と鼻の先にある(つまりは、麦草峠をすっかり降りたところの)空き地でした。「今日は計画を変更して行けるところまで」なんて僕の言葉は耳に入らず、支度を整えるや否や「猛然とダッシュ」に近いスピードで峠を登り始める妻、黙ってついていくしかありません。
ということで、麦草ヒュッテについたのは10時20分ごろでした。
昨日と打って変わって良い天気です。
ヒュッテの入り口にある黄色いポストは、登山計画書の投函用です。ここは天狗岳方面への登山口でもあります。
ヒュッテの脇を通り、ここまでは昨日と同じ道。今日は丸山・高見石方面へ進みます。
異世界へ踏み込んでいくような風景です。
運動不足の私たちには厳しい登りが続きます。
11時30分ごろ、ようやく丸山の頂上付近に着きました。でも頂上というものの見晴らしは良くありません。
ここから15分ほどで高見石小屋に着くはずです。
高見石小屋に着いたのは12時頃。前半飛ばしたのがスタミナ切れを招いたか?丸山からの標準タイムの倍の時間がかかりました。 ちゃんとした写真が残ってませんが小屋の雰囲気はこんな感じです。
私はカレー(800円)を注文しました。なおトッピングされている肉は、妻の牛丼の具をかっぱらったものです。普通は乗っていません。カレーの向こうに見えるのは小屋名物の「揚げパン」です。(2つで350円)6種類の味のなかから選べるので、今回はココアときな粉にしました。揚げパンは美味しくて本当にお勧めです、お土産に全種類を買って持ち帰る人を何人も見かけました。
小屋の脇には、名前の由来にもなった高見石があります。岩場の昇り降りはちょっと怖いので、小屋にザックなどをおいて身軽になって登るのが良いと思います。
高見石からの景色。白駒池がきれいです。
本当は、ここから更に奥の方まで行きたかったのですが、高見石を降りてきたのが1時40分ごろだったので諦めました。ちょっとスタミナ切れ気味ですし、車のところまで戻るのは3時間ぐらい掛かりそうだと思ったからです。麦草峠一帯の山道は、今の季節の夕方5時頃は相当暗くなっています。物の怪が出るかもしれない というのは冗談ですが事件や事故が心配です。
ちなみに午後3時ごろの麦草ヒュッテ付近の渋滞です。 全然動く気配がない。
地図で見ると大して歩いて居ないのですが、次の日は夫婦2人ともグッタリしていました。体力をつけて高見石から先を再チャレンジしたいと思っています。
では~