風越山(権現山)に登ってきました。
三連休の初日、天気が良さそうなので飯田市にある風越山(かざこしやま)へ夫婦で登ってきました。 地元の小中学生が遠足で登るそうなので、私たち初心者夫婦でも苦労せずに登れると思っていたのですが、、、 その様子をご覧ください。
出発!
登山口手前の公園に車を停め、ゴルフ練習場脇を抜けて山へ入ります。
フェンス脇に、地元の方のご好意で竹の杖が用意されていたのでお借りすることにしました。(9:50)
1つ目の目標「石灯籠」の脇を通り過ぎるところです。まだまだ元気!(10:20)
さらに進むと「秋葉様」を祀った石碑の前に差し掛かり、道は左右に分岐します。
右に進めば、奴谷を抜け虚空蔵山頂を経由して風越山へと進むのですが、大雨の影響か通行止めになっていました。本当は奴谷を抜けていきたかったのですが、今日は分岐を左へ進み山麓を巻くように登っていくことにしました。(11:00)
昭和天皇の即位を記念して植えられたヒノキ林を横目に進みます。
風越山はお世辞にも眺望の良い山ではありません。道の脇の石仏を見たり、湧き水で喉を潤しながら、黙々と歩きます。時々野猿の叫び声が聞こえます。 (11:20)
虚空蔵山方面と風越山方面の分岐に差し掛かりました。少し逆戻りになりますが虚空蔵山を目指します。
到着!(11:30)
山頂から飯田盆地を見下ろす眺めです。ちょっと霞んでますね。
再度風越山を目指して進みます。
盆地の反対側にある神の峰という山から射た矢が届いた。という伝説が残る「矢立木」
道沿いには「紅マンサク」の自生地(北限)があります。
ようやく白山社の鳥居前に着きました。(12:30)
日頃運動不足の僕はグロッキー気味。「ご飯食べようよ」と妻に声をかけると「もうちょっと広いところで!」という返事。広いところなんてあるのか?
飯田藩の藩主が乗馬で参拝に来たものの、道を遮られ馬を降り歩かざるを得なかった。という逸話を残す巨石。木の枝で隠れていますが横書きで「駐馬巌」 と彫られています。かつてはこの岩の下が登山道だったそうです。
この周辺で 滑落事故が多かったことから供養のために掘られたという「南無阿弥陀仏の文字」
この石段、岩を削って作られているのです。
国の重要文化財に指定されている白山社の奥社本殿が見えてきました。ここに「白山妙理大権現」様が祀られていることが、風越山の別名「権現山」のいわれとなっています。(12:48)
お昼を社殿脇の空き地で済ませ山頂を目指して進んだのですが、これがなかなかアドベンチャー。木の根で覆われた崖をロープを頼りによじ登ったり、他にも、、、本当に小学生が登るのですか?という感じ。
登った後を振り返ると「我ながら良く登れたなぁ」と思いました。
危険個所をクリアして先に進んでいると、大きな猿の腰掛を発見しました。一体どんな猿が座るのでしょうか。
少なくとも、このおサルさんではありませんね (山頂到着 14:10)
山頂の紅葉はこんな感じでした。
帰りに展望台(虚空蔵山分岐と鳥居の中間あたり)で撮った1枚。(14:40)
何気なく撮ったのですが「たそがれるアルピニスト」という風情の写真になりました。
実はこのとき妻は、つま先が相当痛くなっていたそうです。かくいう私も下りになってからは、つま先が登山靴に当たって痛くて歩くのが大変でした。駐車場に戻ってきたのは17時頃。下りなのに登りと同じくらいの時間が掛かってしまいました。
妻は登山靴を選ぶとき(10年くらい前)店員さんに「山でつま先とか痛み出したら 遭難しているのと同じ」と言われたそうです。それで、念入りに靴を選んだよ というのですが、、、
うーむ。こりゃいかん。2人とも山で遭難していたのですね。風越山で良かったというべきか。次回の登山までに「靴を買いなおす」とか「中敷きを入れる」とかの対策を考えないといけませんね。