三九郎

 私の暮らす松本市では、1月第2週に各町会で「三九郎」と呼ばれる行事が行われます。

 

「三九郎」を作っている様子です。各戸に声をかけて材料を集めるのは子供の仕事。

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 完成

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この、ダルマやお正月飾りなどで作られた竪穴式住居みたいなものを「三九郎」と呼んで燃やすのです。その炎で繭玉と呼ばれる団子を焼いて食べると無病息災で過ごせるとか 書道の書き損じを燃やすと書道が上達する、熱気に煽られた半紙が高く舞い上がれば上がるほど上達する等の言い伝えがあります。

 

着火直後の様子

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ある程度燃えたら、柱を引き倒して火を広げます。

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繭玉を燃やそう(炙ろう)と待機する地域のみなさん。

 

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程よい火加減になったようです。 

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「繭玉を食べたから無病息災で過ごせる」というより「煙に燻されたから無病息災で
過ごせる」といった様子ですが、とにもかくにも新年の1つの行事が終わりました。