厄除けといえば
関東で厄除けといえば成田山や川崎大師が有名ですが、松本では牛伏寺(ごふくじ)が有名です。お寺の場所は「道が厳しくてお経を運んでいた牛が倒れた」といわれるほどの場所で、普段は寂しい場所ですが、1月に行われる厄除祈願祭は参道に多くの露店が並び、なかなかの賑わいになります。
今日は、今年の1月13日に義父母とお参りしてきた際の様子を記事にしました。
旧参道の急で長い石段の様子から「牛が倒れた」という寺名のいわれが納得できますね。
今の参道は山を巻いてゆっくり登っていくので、義父母のような高齢者でも余裕でお寺を目指すことが出来ます。
倒れた牛を祀っている「牛堂」を眺めながら先へ進んで行きます。
「なで牛」 撫でられすぎて鼻がピカピカ。
例年はカチンコチンに凍っている境内の池ですが、今年は噴水が出ていてシャーベット状の水面でした。今年は暖冬?
振り返って眺めると、結構上ってきたんだなぁという感慨にふけることができます。
(大げさ)
ところで、参道沿いには「だるま」や熊手などの縁起物を扱う露店も至る所に出ています。厄除祈願祭は、だるま市でもあるのです。あちこちで「これいくら?」「デカいだるまは✖✖円!」なんてやり取りを耳にします。
ん? 松本だるま? 普通のだるま(高崎だるま)と何が違うのでしょうか。
並んでいるのは普通のだるま
こっちは 松本だるま
違いが判りましたか? 「松本だるま」はゲジゲジ眉毛 と ほっぺのフェルト(髭)に特徴があります。これは松本地方で養蚕が盛んだったころの名残で、眉毛や髭は、蚕や蚕の繭をあらわしているそうです。
私も大小2つのだるまを買いました。松本だるまの胴体に書かれた「大當」(おおあたり)の一年になるといいな。