昭和10年、川岸村(現在の長野県岡谷市川岸地区)の住民有志は、苗を返品するのではなく、村内の鶴嶺公園(約10,000㎡)へ全ての苗を植えることにしました。
それから85年、鶴嶺公園は中部地方随一と呼ばれるツツジの名所へと変わり、多くの観光客で賑わっています。
私のつたない写真で、どれほどその美しさが伝わるか分かりませんが、5月12日に訪れた時の様子をご覧ください。
そこでどんな議論があり、どれだけの費用と時間がかかったのか、今となっては知る由もありません。ただ、当時の人たちが今の光景を想像して決断をしたとするならば、その思いに頭がさがるばかりです。
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