ひっそりと山間にある田沢温泉へ出かけてきた。
年度末の忙しさでくたびれていたので、骨休めに長野県青木村にある「田沢温泉」にいってきました。場所は長野自動車道 麻績ICから車で20~30分走った、コチラ(案内板の「現在地」)になります。
近くに別所温泉があるせいか知名度は今一つなのですが、開湯は飛鳥時代といわれ、山姥伝説や弘法大師、役行者(えんのぎょうじゃ)にまつわる逸話が残る鄙びた温泉地です。
島崎藤村が泊まった「ますや旅館」さん
立派な門(門といっていいのか?)のたまりや旅館さん。
今回の目的地の「有乳湯」に到着しました。
泉質は単純硫黄泉。硫黄臭はなく、さらっとした湯ざわりの温泉です。無加温とのことで湯舟に浸かるとぬるく感じるのですが、湯上りはポカポカ。なお、湯舟や洗い場が小さめ(6~7人で一杯)なことと、石けん等の備え付けがないことには注意が必要です。あと、駐車スペースがないように見えますが、たまりや旅館の角を曲がって建物の裏にでると20台程度の駐車場があります。
建物の裏手には、弘法大師が籠ったといわれるお堂が見えます。
静かな「隠れ里」的な雰囲気があって、また訪れたい場所の一つになりました。