台湾旅行記➂ 台湾で人気の温泉街を散策してみた

 台湾観光局のHPによれば、台湾国内で湧き出している温泉の数は100以上になるそうです。「フィリピンプレートとユーラシアプレートがぶつかり合うところ」という地理的なことも影響しているのだと思いますが、島の面積のわりに数が多くて驚きませんか?それらの温泉の中には「濁温泉」とか「海底温泉」といったあまり聞き馴染みのない種類の温泉もあって、一体どんなもなのか興味をそそられます。

また、日本と同様に台湾でも温泉の人気は高く、1896年に開業した「天狗庵」から今年(2019)の夏に開業予定の「星のやグーグァン」まで、沢山の温泉施設や旅館が造られ、多くの方が楽しんでいるようです。

さて、久しぶりの更新は、台湾で人気の温泉地「北投温泉」を訪れた際の記事となります。日程の都合もあって温泉に入ることができずサービスショットも無しですがヨロシク。

 北投温泉街へは、台北駅からMRTで新北投駅へ(約40分)さらに駅から徒歩10分ほど と、お手軽にいける距離となっております。ちなみに写真左側にある瓦屋根の門みたいな建物が新北投駅です。

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駅を背にして右側へ進めば「北投公園」の看板があって、温泉街はその奥なので迷うことはないと思います。

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さすが温泉地、公園の池から湯気がでているよ~ 草津温泉の湯畑みたいなものかな?
と喜んだのもつかの間。
池に張ってあるのは、ただの水。暑さ対策にミストを噴霧していただけ、でした。
左奥に見える青い上着のおっさんは、ワシらを変な日本人夫婦とみなしたのか太極拳の練習をやめて、どっかへ行っちゃうし。勘違いしてごめんなさい。

公園の脇を抜けて、強い硫黄臭のなかを川沿いに奥へ進んでゆきます。

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世界で最も美しい公立図書館ベスト25に選ばれたことがある台北市立図書館北投分館f:id:mosura8mosura:20190715212458j:plain

 

北投温泉博物館

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↑ 諸説あるのですが明治40年前後の開業とされる「瀧の湯」さんです。いわゆる「日式」といって日本の銭湯と同じ入浴方法になります。入浴料は150元 約600円と、これまた銭湯みたいにお安いのですが、この日はお休みで入浴できませんでした。
また、ここは北投石ラジウムを含む湯の花が石灰化したもので、他には秋田県玉川温泉でしか産出されないそうです)が発見された場所でもあります。

 

続いてこちらは和倉温泉の加賀屋さんが経営している「日勝生加賀屋」さん。平日一泊一部屋13,800元(約5万円)と結構なお値段ですね。目をこらすと着物姿の女性従業員が見えますよ。

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さらに源泉地の方へゆっくり歩いて10分ほどで温泉が溜まった池に着きました。今度の湯気は本物ですよ。

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「奥は水温が高いのでこれ以上進まないように」との看板が出てきたので引き返します。

 

さきほどの加賀屋さんとは対岸の道を、駅の方へ戻ってきました。f:id:mosura8mosura:20190715211459j:plain

かつては、池の熱を利用して温泉卵を作っていたのですが「足を滑らせて池に落ちる」(大やけどをする)といった事故が多発して、池で温泉卵の作成を禁ずる通達が出ているのだとか。

 

 

とまあ、温泉街を散策した様子を記事にしてみましたが、すこしは雰囲気が伝わったでしょうか。歴史を感じるゆったりした温泉街の北投、いつかは泊まりに来たいものです。


では~